2024年03月05日

シャフトの意味

「シャフト」の意味って考えたことありますか?

ほとんどの方が、

「考えたことないなぁ...」
「シャフトはシャフトでしょ」
「どこかで聞いたような気が...」

と漠然とした答えがかえってきます。

そう、どこかで聞いたことはあるが、そこまで深く考えたことはない。

例えば、車のパーツ。
「ドライブシャフト」とか「ハンドルシャフト」など。

いわれてみるとなんとなくイメージ出来た方もいるかと思いますが、
「シャフト」を日本語訳すると、

「回転軸」

という意味なんです。shaft.jpg

では、何を回転させるための軸なのか。

それは、

「ヘッド」です。

つまり、シャフトとは

「ヘッドを回転させるための軸」

という意味なのです。

では、どのようにヘッドを回転させるのでしょう。

図は、ジュニア達に配布しているプリント(オリジナル)で、シャフトを回転軸としたクラブヘッドの基本的な動かし方(回し方)です。

544.png
➀テイクバック時に、12時➔1時まで30°時計回りに回転させる。

Aダウンスィング時に12時まで反時計回りに戻す。

Bインパクト以降も反時計回りに廻し続けて

C11時まで回転させる。

このようにクラブヘッドを軸回転させることにより、スピン量が増えて、より弾道が高くなります。
もちろん、飛距離アップにも繋がります。

実際には、左右30°づつヘッドを回転させるというほんの「微差」な動き。しかしこの「微差」がボールに強力なパワーを伝えるのです。

つまり、シャフトを回転軸にヘッドを左右に回転させる。このようにヘッドを使うことで、高い弾道とハイスピン(プロ球)を獲得できるようになるのです。

一般的には、「クラブヘッドはインパクトゾーンを真っすぐに」と言われています。それは間違いではありませんし、ボールはターゲットに飛びます。

しかし、高弾道は打ているでしょうか。スピンの効いた球は打てているでしょうか。

おそらく多くの人が、

「球筋が上がらない」
「スピンが少ない」
「飛距離が物足りない」

そう感じてきたはず。

始めは勇気が必要ですがが、この使い方がマスター出来れば、間違いなく高弾道・ハイススピンボールが打てるようになります。勿論、飛距離アップにも繋がります。ぜひチャレンジしてみてもらえたら嬉しいです。

ゴルフが始まったといわれている400〜500年前、先人達はヘッドを回転させる軸だからゴルフクラブの柄の部分を「シャフト」と名付けたのです。

だからシャフトにかぎらず、「トゥ」「ヒール」などゴルフクラブのパーツひとつひとつに、その語源の深い意味があるのです。

その語源の意味を知り、理解をすることで、ゴルフがもっと楽しくなり、これまでとは違う世界がきっと見えてくることでしょう。

また続きをお伝えしますね。

それでは、また。

51345.jpg


【関連記事】
[2024/2/12] 大谷翔平のスィング
[2017/8/2] 温故知新
posted by プロゴルファーKAZU at 15:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | アセンション

2024年02月12日

大谷翔平のスィング

大谷翔平 選手がエンジェルスからドジャースに移籍しましたね。

アメリカ大リーグで日本人選手がホームラン王、しかも、ピッチャーとしても大リーグでも超一流なんて、ホント信じられないような、漫画のような現実に、世界中のファンが熱狂的な視線を大谷選手に送っています。勿論、私も大ファンです。

昨年は残念なことに右肘靭帯を痛めてしまい、2度目のトミージョーン手術を受けましたが、既に順調に回復しているご様子。今年は打者(DH)に専念となるようですが、本当に開幕が楽しみですね!!

さて、大谷選手のバッティングはよく「アッパースィング」と言われています。
YouTubeや様々なメディアからも同様な意見が多くみられます。

「アッパースィング」とは、いわゆる「下から上にカチあげる」ようなスィング。

otani001.png私も野球出身者なので、当時は、

「ボールを上から叩け!」
「レベル(平らに)に振り抜け!」
「下からシャクるな!」

などとよく言われたものです。

だから、それと相反するように見える大谷選手の
スィングは、

「大谷だから出来る特殊な打ち方」
「真似したらダメ」
「物凄いパワーと筋力がないと出来ない」
「天才だから」

という意見が多いのかな、と感じます。

しかし、私には全く「アッパースィング」には見えません。

むしろ、「究極の理想形」に近いスィングだと思います。

そして、それは紛れもなく

「技術」です。

勿論、その恵まれた体格によるパワーは加味されていますが、

「ゴルフの飛距離を最大限に引き出す技術と同じ方法」

そう、まさにゴルフのスィング技術と全く同じなのです。

➀ボールを出来る限り近くまで呼び込み

Aバットを右回転(左打者なので)させながら、最短距離でボールを捉える
(トップの位置が高いので、そのぶん上から最短距離でボールを捉えている)

Bそこから耳元(右)へグリップが跳ね上がることで、よりボールにスピンが増す。
(インパクトからの、この動作がいわゆる「アッパー」に見えてしまう)

つまり、

上から最短距離で捉え、更にスピン量を増やすために、インパクト後に両手が(左)耳元に跳ね上がってくる。

これはアッパースィングでもレベルスィングでもない、

「V字スィング」

紛れもなく、ゴルフのトッププロのスィングと同じです。

これだけではザックリとした説明なので、よく分からないかも知れません。

何が言いたいのかというと、

大谷選手は「特別な異星人」ではない。同じ人間であるということ。

その技術を学び、理解し、努力を続けていけば、少しでも彼に近づくことは誰もが可能である、ということです。

ゴルフも野球も他のスポーツも含めて、

「そのメカニズムを学び、理解して努力する」

それがとても大切だと思います。

ゴルフにもメカニズムがあります。ナイスショットもそうでないショットにも全て理由があり、そこには明確な因果関係が存在します。

それは決して難しいことではありません。驚くほど単純なメカニズムです。

一つヒントを伝えます。

「回転軸」

身体の回転軸ではありません。ゴルフクラブの回転軸です。

これをまず理解することがとても重要です。

また今後じっくりと、そのメカニズムを順を追って解説していきますね。

みなさんがより高い次元へ、そしてゴルフを心から楽しんでいけるよう、一緒に学んでいきましょう。

それでは、また。

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posted by プロゴルファーKAZU at 17:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル