2012年02月28日

軽く握るわけ

「グリップ軽く握ればヘッドが走る」ということは広く知られていることですが、レッスンをしていると本人は軽くグリップしているつもりでも、触れてみるとまだまだ強過ぎる人が多いと感じます。では「どうしたら軽く握れるのか」というと、それは「どうして軽く握るのか」という訳を知っておくことが近道かもしれません。

スィング中の腕の動きとクラブの動きは「振り子運動」です。ただの振り子運動ではありません。「二重振り子」です。「二重振り子」とは振り子の先にもうひとつの振り子を付けたようなもの。例えば、大きな古い柱時計には振り子が付いています。あれは普通の「振り子」。その柱時計の振り子の棒が中央部分で関節のように折れ曲がるようになっていたとしましょう。途中でカクカク妙な動きをする振り子になります。もう少し想像しやすいものでは、あの有名なブルースリーの「ヌンチャク」。いずれも「ヘッドが走る」感覚を生み出す「二重振り子」です。二重振り子

ゴルフスィングとの関係で言うと、この「二重振り子」の上側の棒の部分が「腕」、下側の棒の部分が「シャフト」。そして、先端の「重り」はクラブヘッドで、上側の棒(腕)と下側の棒(シャフト)を繋いでいる関節部分が「グリップ」となります。

もし、二つの棒の関節部分を固定してしまったらどうでしょう。或いはヌンチャクの紐(ひも)を取って棒で固定したらどうでしょう。全体が単なる棒状、そう普通の振り子に戻ってしまいます。難しい理論はさておいて、普通の振り子よりも二重振り子の方が先端部分がより大きな動きになる、というのはなんとなく想像出来ますよね。

なので、二重振り子を完成させて先端のクラブヘッドが大きな動きをするよう、その関節部分となるグリップをユルユルに軽く握る方が良いというわけ。力加減でいうと、左手の小指・薬指・中指の3本だけで「赤ちゃんの手を握る」程度、右手は「薬指・中指を曲げて添える」だけ。クラブが飛んでいきそうな気がしますが、グリップエンドがラッパ状に広がっているので大丈夫。結構勇気が必要で、何しろ始めは全く飛ぶ気がしませんが、繰り返し練習してみて下さい。

posted by プロゴルファーKAZU at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル

2012年02月27日

安全第一で

ゴルフを最大限楽しむには、同伴者はもちろんコース上にいる他の人達に対しての心配りが大切です。とかくスコアを競うことに捉われがちですが、ゴルファーであれば誰でも礼儀正しくスポーツマンシップを忘れずに振舞いたいですね。

マナーやエチケットの中でも特にに注意すべきはコース上の安全確認。ゴルフはその楽しさの裏側に危険が沢山待ち構えています。もし、せっかくの楽しい一日も事故が起きてしまったら、相手や自分だけでなく同伴者や家族まで悲しい思いをさせてしまいます。

ゴルフ場の事故で最も多いのは「打球事故」。「隣のホールへ打った球が、或いは隣のホールから飛んで来た球が当たってしまう」「グリーン上の前の組へ打ち込んでしまう」「自分のボールを追いかけて前へ出すぎてしまい、後ろから打った同伴者の球が当たってしまう」など。私の過去の経験では、同伴者のティーショットのボールがクラブヘッドのヒール(手前)側に当たって足の間をすり抜け、真後ろにいた私の耳をかすめていった、なんて事もありました。安全と思われる真後ろでも安心してはいられないのです。

うっかりしがちなのは、自分の打ったボールが隣のホールへ行った時に「フォアー!!」と大声で危険を知らせること。「大声は恥ずかしいから…」なんて言ってる場合ではありません。本当に怪我をしたら大変。必ず実行しましょう。

また、隣のホールから「フォアー!!」と声が聞こえたら、決してその方向に顔を向けてはいけません。すぐに後頭部を両手で隠し、背中を向けて体を小さく丸めます。例えボールが身体に当たったとしても、最小限に怪我を防げる可能性があるからです。

いずれにしても、コース上では同伴者のプレーに気を配り、ボールの行方から出来るだけ目を離さない事が安全なプレーへの大切な心掛け・マナーです。何事もなく楽しい一日を過ごせるよう一人一人が自覚を持って行動していきましょう。

posted by プロゴルファーKAZU at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | ルール・マナー