2012年02月20日

心のコントロール

1997〜98年2年連続チャンピオンズ・ツアー賞金王、ヘイル・アーウィンの話(2/15 世界一のマナー)の続き。

私が当時所属していたコースを訪れたヘイル・アーウィン。そのマナーの素晴らしさもさることながらショットの正確性も非常に高く、ストレートに近い中弾道のフェードボールは、まさに「世界一」の名にふさわしい球筋でした。

ところが、初めてラウンドする不慣れな日本のコースだからでしょうか、時々ブレるのです。ティーショットが右のラフへ行ったり、セカンドショットがグリーンを外したり。「世界のトップでも曲がるんだ・・・調子が悪いのかな・・・」と思い表情を見ると全くのポーカーフェイス。悔しがる様子も無ければシカメっ面もなし。「何かあったの?」と言わんばかりに淡々と歩いているのです。

そして次のショット。低めに飛び出した綺麗なフェードボールがピンそば1メートルに付いた時でした。アーウィンは声高らかに、

「おーい、みんな見た!! 今のショット、凄かっただろぅ! 」

と、まるで子供のようにはしゃいで喜んでいたのです。「私は賞金王なのだ、べタピンなど当たり前」という気取った態度は一切無くて全くの正反対。ここにも「世界一の強さ」の理由があったのです。

世界一のプロでも失敗はする。しかし悔しくても感情は出さない。そして上手くいった時には心から喜んで自分を鼓舞する。マイナスをゼロに、プラスはよりプラスに、それが心をポジティブに保つためのコントロールだと彼は知っていたのです。

技術的な部分を真似することは難しいかもしれません。しかし、こうした部分なら真似できるところです。「ヘイル・アーウィン式/心のコントロール方法」、やってみて下さい。

posted by プロゴルファーKAZU at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | アセンション