2012年03月24日

フェアウェイキープ率

ドライバーの正確性に悩んでいる、ある男性との会話。

男性「練習場では結構曲がらずに飛んでいるのに、コースに行くと全然ダメ。半分ぐらいしかフェアウェイをキープ出来ないんですョ。プロみたいに全部フェアウェイを捉えられなくても、せめて10球中8球位に何とか増やしたいのですが、どうすれば良いのでしょうか…」

そこで、私は聞いてみました。

「フェアウェイ・キープ率というものがあります。これは、ショートホール(パー3)を除く18ホール中 14ホールのティーショットがフェアウェイを捉える確率のこと。ちなみに、2012年3月現在のUSPGAツアー(米国男子プロツアー)フェアウェイ・キープ率のトップ、つまり世界一ドライバーが曲がらないプロの確率は何%だと思いますか?」

男性「う〜ん・・・、95%いや、99%ですか?」

私 「いいえ。残念ながら、かなり正解から外れてます。実は、"73%" です。」

男性「え〜っ、ウソでしょ!?」

"73%" ということは、18ホールのパー3を除く14ホールでのティーショットで4ホールはフェアウェイを捉えられない、つまりミスをしている、ということ。しかも、世界一曲がらないトッププロが、です。信じられないかもしれませんが、紛れもない事実です。
【 記事最下部 2012年USPGAツアー・フェアウェイキープ率 参照 】

ランキングの9位に、王者「タイガーウッズ」がいます。ご覧のとおり、彼でさえ"69%"。そう、実はこの男性、「タイガーウッズ」より正確なドライバーショットの確率を求めて悩んでいた、という訳です。

勿論、この数字は確率(%)ですから、時には全てのホール(100%)でフェアウェイを捉えることもあるし、30%以下のこともあります。TVで見ているツアープロは、その週のトーナメントのトップ10人程。つまり、絶好調の人達ばかり。曲がらないのが当然です。

プロは常にボールが曲がらない、真っ直ぐ飛ぶ、という固定観念は誤りです。一般的にプロの平均で60%、さらに65%を超えればトップクラス。アマチュアならば50%を超えてきたら、もう上級者の域に入り始めています。

「全てのショットを真っ直ぐフェアウェイへ!!」と求めたところで無理なこと。今現在の、自分のフェアウェイキープ率を見直して「確率が上がる」ように練習する、レッスンを受ける、というのが正解です。


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2012年03月21日

パターのロゴマーク

ほとんどのパターには「ロゴマーク」が付いています。「ロゴマーク」はパターヘッドのフェイス面のヒール寄り(手前側)に付いていて、メーカー独自の赤・青・ピンクといったカラフルなデザインで、マル型・角型・人型、或いはメーカー名そのままだったりします。いずれにしても、よく目立つように表示されていますね。

ところで、この「ロゴマーク」。一体どうしてフェイス面にわざわざ目立つように描かれているのでしょうか。

パターヘッドも他のクラブヘッド同様に「ロフト角」(フェイス面の上向き角度)が3〜6度あります。ですから、ロゴマークが付いていれば構えた時に当然見えてしまいます。アイアンやドライバーを見ても分かるように、他のクラブヘッドにはスコアライン(横線の溝)以外は何もマークらしきものはありません。普通に考えれば、見えない部分、例えばソール部(底側)やトウ側(先端側)に描かれてもいいはず。感じ方によっては邪魔な存在です。

ところが実はこれ、とても重要な理由が隠されています。

パターヘッドを真っ直ぐに動かす時、多くの人は「フェイス面」や「ヘッド全体」或いは「ヘッドに描かれているライン」を意識していると思います。勿論、その方法で上手くいっていれば問題ありません。しかし、ヘッドが「真っ直ぐ動かせない」「動きが安定しない」と感じている人は、この「ロゴマーク」を意識してパターヘッドを動かしてみて下さい。

パッティングのボールの動きは順回転(車のタイヤの回転と同じ)です。ボールに順回転を与えるヘッドの動きは、ティクバックでフェイス面が下向き(シャットフェイス)、インパクト以降は上向き(オープンフェイス)になる動き。つまり、そのヘッドの動きを意識するのに最適なのが「ロゴマーク」のある位置、という訳です。

あれこれ迷わず「ロゴマーク」を真っ直ぐに動かすことに集中してパッティング。これでスムーズにパターヘッドが動くようになり、グリーンに吸い付くような綺麗な順回転のボールを感じるはず。今までとは違う、Goodなフィーリングを掴(つか)めるかも知れません。

posted by プロゴルファーKAZU at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル