2012年05月05日

ジュニア指導

ジュニア期の指導・トレーニングを考える時、「子どもは小さな大人ではない」ということを念頭におかなければなりません。ジュニア期には大人と同じ目線ではなく、成長期の体の特性をよく理解し、それに応じた技術・心の持ち方・レベルの維持が大切です。

プレゴールデン・エイヂ (6〜9歳)期では、身体の神経回路の配線が急ピッチに進みます。この時期は、巧緻性(*1)やバランス感覚などが発達するので、様々なスポーツや遊びを体験させる中で、基本的な運動動作の習得を目指すようにすることが大切。また、この頃はスポーツとの出会いの時期でもあり、気軽に楽しく運動できるような配慮が必要です。


ゴールデン・エイヂ (9〜12歳)期では、神経系の発達が完成して形態的にも安定します。この時期は動きの巧みさを身に付けるのに最適で、即座の取得(*2)が出来るのも長い人生の中でこの時期だけ。従って、多様なテクニックに興味を持たせ、次々に新しい技術を習得させるようにします。

ポストゴールデン・エイヂ (12〜16歳)期は、一般型とよばれる身長・体重・筋力・骨・呼吸器が急激に発達します。特に12〜14歳頃は、主に一般型の呼吸・循環器系の発育が盛んになるので、持久力をつけることを主眼に置くことが大切。有酸素運動をたくさん取り入れて、粘り強さを身に付けるのに適している頃です。

また、14〜15歳頃は生殖器系の発育が著しく、ホルモンによる骨格筋の発育が著しい時。従って、この時期には力強さ(パワー・瞬発力)をつけるため、筋力トレーニングや瞬発力系のトレーニングを積極的に取り入れるようにします。

このように、ジュニア期の指導・トレーニングは各成長期の身体の特性に応じて行うことが大変重要。しかし、子供の発育には個人差があり、また年々成長が早まる傾向があるので、それぞれの子供に適した指導法を考えて慎重にプログラムを組むことも大切です。

また、成長期は肉体面だけでなく精神面においても成長期。技術の取得や体を鍛えるだけでなく、心の成長も大切にして(心技体のバランス)、主体性を持たせた柔軟な指導・トレーニングで楽しくスポーツを経験させていくようにしましょう。


*1) 巧緻性(こうちせい) ---- きめが細かくて、上手な様子
*2) 即座の取得 ----- 技術等をすぐにマスターして出来るようになること

posted by プロゴルファーKAZU at 22:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | ジュニア