2012年07月16日

フライングエルボー

トップオブポジションで右肘が浮いたり体から離れてしまったりすることを「フライングエルボー」といいます。フライングエルボーになっていると、ダウン時に右肩が下がってしまったり、下半身がスゥエーをしたり、或いはヘッドアップを誘発したりと、様々な負の動きが現れます。(以下右利きの人を対象として)

広く知られている矯正方法は、脇にタオルを挟んだり、両腕にバンドをつけて矯正する練習等があります。それぞれ、右肘の正しい向きやポジションを身体で覚えるのに効果的です。しかし、タオルなどを外してしまうと、またフライングエルボーに戻りやすく、いつも矯正練習する必要があるので結構大変です。

そこで、そもそも何故「フライングエルボー」になるのかというと、トップオブポジションの際に右腕や右肩がリラックス出来ていないことが原因。その処方としては、ティクバックの際に左肩・左上腕または左広背筋から始動して、右股関節にきちんと上体を乗せた正しい体重移動を完成させることが有効です。

上体を右股関節に乗せるイメージは、例えば、野球のピッチャーやテニスプレイヤーのフォーム。いずれも右股関節に上体を上手に乗せることで右肘の使い方を活かしています。ゴルフも同様に右股関節に上体が乗って初めて腕や肩がリラックスし、「フライングエルボー」は解消されていきます。

右股関節に上体が乗ると、少しだけ沈みこむような感覚がありますが、VTRなどで確認してみると思った程沈みこんでいません。この感覚を掴むことが、フライングエルボー矯正への道標となります。

右脇の締まったフォームはとても美しいもの。もちろんナイスショットにも繋がります。右股関節を上手に使い、フライングエルボーから卒業しましょう。

【関連記事】
[2012/10/27] ハイエルボー
[2012/03/14] 肩の回転

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2012年07月09日

前傾姿勢の角度

前傾姿勢の角度は大切です。ご存知のように、ゴルフスィングは背骨を仮想の軸とした回転運動です。従って、前傾姿勢の角度によってはスィングプレーン(ヘッドが動く軌道)も変わり、良くも悪くもショットに影響を与えます。

近年のゴルフクラブのライ角は、平均すると「60度」に設計されています。ですから、前傾の角度の平均は「90°ー60° = 30度」でセットアップするのが自然体です。ドライバーからショートアイアンまで、長さの違いによるボールとの距離(遠近)は変わっても、前傾角度「30度」はあまり変わらないのが基本です。(番手よって少しづつ角度の違いはあります)
正しい前傾姿勢の感覚は自然体。ポイントは両足の均等に加重してバランス良く立つこと。また、背筋を伸ばして股関節から身体を前傾させて腕は常にリラックス。また、肩・膝・母子臼のラインが一直線になっているかどうかをチェックすることも重要です。

深すぎる前傾姿勢では肩は膝より前に出ます。その姿勢では体重配分がつま先バランスになりやすく、アップライト(縦振り)すぎる軌道になります。

浅すぎる前傾姿勢では膝が肩より前に出ます。その姿勢では体重配分が踵(かかと)バランスなりやすく、フラット(横振り)すぎる軌道になります。

但し、身長の高い人は前傾角が深く、身長の低い人は浅くなる傾向がありますので、自然体で30度の前傾姿勢が作れない人は、「ライ角調整」する必要があるかも知れません。[(2012/3/7)ライ角調整・参照]

posted by プロゴルファーKAZU at 22:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル