2012年09月24日

ドロップエリア

今年ほど長く猛暑に見舞われた年も珍しく、9月に入ってもうんざりしていた毎日。しかし「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、ようやく涼しさが戻ってきた感じでホッとしますね。とはいえ、暫くは寒暖の差が激しい日々。いよいよ迎えるトップシーズンに向けて、体調の管理には万全を期して行きたいところです。

さて、今回は救済の二アレストポイントからの「ドロップエリア」について。ここでは、頻度の高いカート道路からのドロップの処置方法を説明します。

カード道路はご承知の通り「動かせない障害物」。なので、ここにボールが止まった場合は「救済」を受けることが出来ます。しかし「救済」を受けるためには「二アレストポイント」を決めなければなりません。それには、障害物(カート道路)が無ければ使っていたであろうクラブ(或いは次打で使う予定のクラブ)を持ってスタンスを取り、スイングし、動かせない障害物を避け、かつホールに近づかない、球から最も近い地点を決定します。
【図1-A】(JGAゴルフ規則/第2章用語の定義-36)

二アレストポイントが決定したら、次は「ドロップ」。順序は以下の通りです。

 

@ カート道路上のボールをマークしてピックアップ。【図1-@】
A 二アレストポイント【図1-A】から、ホールに近づかず1クラブレングスを測定。
B 測定箇所にマーク、或いはティーをさす。【図1-B】
C A−B間を半径とした半円(図1 点線)のエリア内にドロップ。
D Cの落下地点から枠外に転がっても、2クラブレングスまではOK。ボール位置が決定。
  (※ 最大ニアレストポイントから3クラブレングスまで救済が可能)

また、ドロップの際、ボールが2クラブレングス以上転がったり、ホールに近づいた場合には「再ドロップ」。但し2回まで。それでも決定しない場合は、Cの最初にボール落ちた地点にプレース(手で置く)。また、ボールをドロップする方法は「プレーヤー自身が直立して球を持ち、腕を肩の高さに上げて一杯に伸ばしたままドロップしなければならない(JGAゴルフ規則/第3章プレーの規則20-2a)」となっています。


 
ちなみに、ドロップする場合の「二アレスポイント」や「ドロップエリア」には、「必ずマークをしなければならない」というルールはありません。しかし、「クレームの防止」や「同伴者への配慮」等を考慮すると、やはりこうした手順を踏んでプレーすることが最善なスタイルと言えるでしょう。

【関連記事】
[2012/04/07] 二アレストポイント
[2012/04/08] ニアレストポイントVol.2
posted by プロゴルファーKAZU at 01:54 | Comment(3) | TrackBack(0) | ルール・マナー

2012年09月11日

手相とグリップ

手の平を見れば誰にでもある「手相」。十人十色・千差万別、生まれたばかりの赤ちゃんにもハッキリと出ていて、それほど詳しくない人でも「運命線が長い」「生命線が綺麗」などの認識は少なからずあることでしょう。また「手相」とは「手の平に現れる線(掌線)や肉付きをはじめとする手の形態。これに着目してその人の性格や才能資質・健康状態・運勢の良否等を判断する占いとしても用いられている(Wikipedia参照)。」といった意味合いもあって、私達日本人に最も身近でポピュラーに普及しています。

「手相」を使った占いの起源は3,000〜5,000年前の古代インドという説が一番有力で、お隣り中国では紀元前770〜403年頃に運命判断や病気を診断する手段の一つとして広く使われていたようです。

日本に「手相」を伝えたのは、中国から仏教を教えに来た「伝道師」。しかし、実際に日本で普及するように研究したのは、江戸時代の観相学者・「水野南北」という人物とのこと。一方、ヨーロッパではアジアとの交流が始まってから大衆化。その後「シルクロード」から「中近東⇒ヨーロッパ」というルートを辿り「ジプシー達」が伝えていったのだそうです。なかでも「ギリシャ」では数多くの知識人が「手相」に興味を持ち、かの有名な「プラトン」や「アリストテレス」らにも手相に関する著書が存在するほどです。

そんな運勢を左右する程ともいわれている「手相」。実は、ゴルフグリップの形にも重要な役割を果たしています。と言っても、手相が「ゴルフの運勢を左右する」という事ではありません。

では、本来なぜ「手相」があるのかというと「手・指を自然に動かすために必要な役割を果たす」ため。だから、グリップを握るときにも手相を利用する(手相に沿って握る)ことが自然なのです。(以下、右利きの人を対象として)

フルショットの場合は「小指・中指・薬指の指の付け根と感情線の間」でグリップします(左右共に)。稀に「感情線と知能線」が一本化している人がいますが、その場合は「小指・中指・薬指の付け根と一本化している線との間」。いずれも薬指の付け根あたりに最も密着感があれば(力感があれば)OKです。

勿論「今のグリップを変えなさい」という意味ではありません。長年慣れ親しんだグリップを変えることは難しいもの。あくまで参考に、軽い気持ちで試してみて下さい。

ちなみに、近年では手相と知能や性格との関係を科学的に見直す試みがなされています。心理学者や精神医学者らの研究で、従来の手相術に科学のメスが入るようになりました。今後は人間学としても「手相の解明」が科学的に進んでいく事でしょう。ついては、手相とスィングの関連性も含め、更に探求し明確に伝えていきたいと思います。

【関連記事】
[2012/07/09] 前傾姿勢の角度
[2012/03/09] 簡単グリップ
posted by プロゴルファーKAZU at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル