2013年03月29日

キックポイント

シャフトに力を加えた時、その最も曲がる位置をキックポイント(Kp…Kick point、メーカーによってはBp...Bendig point)と言います。キックポイントは通常、@ロー・キックポイント(先調子…Low) Aミドル・キックポイント(中調子…Middle) Bハイ・キックポイント(元調子…High)に分類されています。

各キックポイントの特徴は・・・

@ ロー・キックポイント(Kp=Low)
ロー・キックポイントのシャフトは、バット側(シャフトの手元側)が硬くて、チップ側(シャフトの先端部)がしなるように感じます。また、シャフトから伝わるインパクトの手応えもわずかに強くなります。ボールは高弾道になり、フック(右利きの人は左)方向へ打ちやすくなりますので、比較的にヘッドスピードが遅めの人やコッキング(手首を使う動作)が多い人、或いはスライサーに向いています。

Aミドル・キックポイント(Kp=Middle)
ミドル・キックポイントのシャフトは、バット側もチップ側も適度な柔らかさで、シャフトの中央部にしなりを感じます。また、シャフトから伝わるインパクトの手応えは強くも弱くもないフィーリングで、スィング・バランスを整えやすくなります。「少しフックする」「少しスライスする」といったプレーヤーには球筋が安定します。

Bハイ・キックポイント(Kp=High)
ハイ・キックポイントのシャフトは、手元(グリップ)側がしなるように感じます。また、フレックス(R,S,Xなどの種類)が適性より硬い場合はシャフトから伝わるインパクトの感触が弱くなります。ボールは低い弾道になったり、スライス方向へ押出したりしやすくなるので、力のあるハードヒッターやコッキングの少ない人、或いはフックのミスが多い人に向いているシャフトです。

シャフト・キックポイントは方向性と弾道の高さ・曲がりに大きく影響します。但し、そのフィーリングは各プレーヤーによって好みが分かれるもの。更には、ロフト角・シャフトフレックス、シャフトトルクとも密接に関係していますので、自分に適合するシャフトについて詳細は、プロやショップのクラブアドバイザーに相談してみる方が良いでしょう。

posted by プロゴルファーKAZU at 21:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | チェーンナップ

2013年03月15日

ベタ足スイング

「ベタ足スィング」は、韓国人選手を中心に最近のツアープロに多く見られる安定感抜群のスイングです。(以下、右利きの人を対象として)

特徴は、文字通り「ベタ足(右かかとを地面につけたまま)」に近い状態、或いは「かかとの動きを最小限に抑えて」インパクトするスィングであるところ。また、クラブヘッドの動きがバックスイングからインパクトまでほぼ同じ軌道を通り、さらにフォロースルーにかけて目標の左へ振り切る軌道(インサイドイン)である事や、上半身の捻転を積極的に使う点も挙げられます。

スィングのポイントは「クラブヘッド先行型」であること。遠心力を効かせたインパクトは、なるべくボールを強くヒットしないで『気持ちよく振り切る』ということが大切で、クラブを振った勢いに体が後から引っ張られて回転させられて、最後のフィニィッシュで右足かかとが動く(立つ)ようになります。また、腰などの下半身は自らの意思と関係なく自然に動くので、あえて「腰を回転する」や「踵(かかと)を蹴る」といった意識はあまり必要としません。

「ベタ足スイング」のメリット&デメリットは…

◆ メリット
・遠心力を使うので、腕力が要らない。
・球筋はストレートに近い高弾道となり、方向性が安定する。
・体重移動がスムーズで、しっかりとしたフォロースルーがとれるようになる。
・球質が重く(プロ球)なり、キャリーとランを稼ぐことができる。
・外観的にとても美しく、しなやかなスィングに見える。

◆ デメリット
・体の捻転を充分に行わないと『手打ち』となり距離が出なくなる。
・腕力を使わないので、フィーリング的に『飛ばせる』ように思えない。
・体の捻転を大きく使うため、1スィング当たりの体力の消耗が大きく疲れやすい。etc...

ちなみに、慣れないうちは距離が出ないことがありますが、抜群の安定性のあるスィングなので根気よく練習しましょう。なかなか上手くいかない場合は、「下半身の動きを静かに」「しっかり上体を捻転」「両腕を脱力」「アドレスをチェック」する事などが打開策になるかも知れません。また、1ラウンド通した持続性を得るためには、ストレッチやトレーニングをしっかり積んでおくことも大切です。


posted by プロゴルファーKAZU at 02:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル