2014年12月05日

足るを知る

先日開催された国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディスオープン」で、横峯さくらプロが自身の今季最終戦となる試合で今シーズン初勝利、ツアー通算23勝目を挙げました。

yokomine.jpg今年めでたく結婚した彼女が、近年メンタルトレーナーでもあるご主人の森川陽太郎氏と取り組んできたのは、ラウンド中の心理をコントロールする「OKライン」。「OKライン」とは、ラウンド中に置かれている状況に応じた妥協点に線引きし、「この範囲内の結果であればOK(充分)だ」という考え方でプレーをして、自身の気持ちを楽にさせるというもの。

先の通り横峯さくらプロは23勝を挙げ、その実力者は誰もが認めるところ。しかし、ここ数年の不信続きの原因は技術的な部分よりむしろメンタル的な部分がその多くを占めていたのだという。そこで二人三脚。最愛の夫と共に「心の改造」に取り組んだのです。

これまで彼女は、例えばグリーンまで120〜130ヤード以内の状況、つまりショートアイアンやウェッジを持ってピンを狙っていけるような状況だった場合、ピンの根元に向かって攻めていく、いわゆるベタピン狙いでいたのだという。勿論、彼女ほどの実力の持ち主ならば、思ったようにボールをピンにつける事は可能かもしれない。しかし、男女限らず優勝したプロが翌週予選落ちするようなことが多々あるように、調子の変動を維持するのはとても難しく、トッププロでさえも年間通して自身が思うようなプレーが出来る日はそう何日もないのです。

そこで、森川氏の指導のもと、先述のような状況では「ピンから前後左右約10ヤード(半径5ヤード)内ならOK」という決め事でプレーすること、その他の状況でもOKラインを実践、最高の結果を導いたのでした。また、ミスをしてもミスと捉えることなく、楽な(楽しい)気持ちでプレーを続けている中で、スポーツ心理学でいう超集中状態、いわゆる「ゾーン」に入っていたことも、穏やかで淡々とプレーをしていた彼女の表情からも読み取れました。

20180109.jpg言葉を替えて日本的な表現でいうならば、それは「足るを知る」ということでしょうか。「労を惜しまずベストを尽くすことを忘れてはいけないが、「このくらいで充分」という心で高望みをしなければ、結果は後から付いてくる。」そんな言葉が聞こえてきたような気がします。(^-^)
posted by プロゴルファーKAZU at 13:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | アセンション
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