2015年04月06日

アプローチの考え方

ゴルフのスコアアップには、アプローチの強化は不可欠です。なので、アプローチが楽な気持ちになれれば、グリーンを外しても「よし、アプローチだ!」と、前向きにチャレンジする心が生まれます。でも、苦手意識が大きいほど「あ〜、外しちゃった…」と意気消沈してしまったり、高く上げるピッチショットなど高難度の攻め方を選択してミスを更に誘発してしまったるするケースが多いように思います。少々厳しい言い方かもしれませんが、それは「寄せたい」という「欲」、或いは「カッコよく見せたい」という「見栄」いう深層心理の影響が無きにしもあらずのようにも感じます。

あれは確か2006年の今頃だったでしょうか、当時「G1ゴルフトーナメント」というレギュラーツアー開幕前のオープン戦があり、私は運良く地方予選を勝ち抜いて本戦に出場しました。で、競技初日は一昨年の賞金王、あの藤田寛之プロと同組でした。もちろん当時からシード上位のトッププロでしたし、どれだけ正確無比なショットを放つのだろうと興味をもって見ていたのですが、18ホール中9ホールはパーオンしなかった(グリーン外していた)のです。そう、半分がミスだったのです。ただ、その際、特にグリーンを狙う際のショット時の帯同キャディとの会話に興味深いものがありました。

「どこに外したらアプローチしやすい?」

fujita.jpg必ずと言っていいほどこの会話です。そう、最初からグリーンを外す可能性を想定していたのです。(正確には、ピンポジションによって意図的にグリーンを外すホール戦略もあったと思われます) 結果としては、外した9ホールの中で8ホールを殆どゴロで寄せてワンパットのパー。そこが彼がアプローチの達人と称賛される所ですが、実はその内OK(ピンそば)に寄ったのはたった2回。後はせいぜい0.5〜1.5ピン(1.2〜3.6m)程度の距離で、それをしっかり入れてきたという内容です。

しかし、ここで注目すべきは、平均的には1ピン(約2.4m)程度にしか寄っていないという所。トッププロのアプローチといえば、そのほとんどがそばに寄っていくようなイメージですが、一般的にイメージされているほど近くには寄っていないのです。もちろん、好調時にはもっとカップの近くに多く寄っている試合も当然あるはず。しかし、平均的な寄せ幅にすれば「1ピン弱」。それをパターでしっかり決めるというプレースタイルだった訳です。

つまり、以前から藤田プロがメディアで折にふれて言っている「ゴルフは確率のスポーツである」という意味はここにあり、アベレージゴルファーの方々もぜひ参考にしていただきたい考え方です。例えば、アベレージ90〜100の人がグリーン周りからのアプローチするなら「2ピン位に寄れば充分」という良い意味でアバウトな気持ち。で、もし結果的に近くに寄ったら「ラッキー、ラッキー!」。パターは無理せず確実に「2パットで決める」。それがもし1パットで入ったらまたまた「ラッキー、ラッキー!」。そう、これなら確実にスコアアップが期待できる上、楽しみながら幸運まで引き寄せる、という考え方に変わります。もちろん、ひたむきに練習をしっかり積んでいくことが大前提ですが、ぜひお試しあれ。

ちなみにこの試合、藤田プロはトータル3アンダーで2位でした。さすがですね。残念ながら私は予選落ちでしたけど…σ(^_^;)

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posted by プロゴルファーKAZU at 13:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | アセンション
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