2012年05月02日

バンカーショット

グリーン回りのバンカーショットといえばエクスプロージョン・ショット(*1)。やり方は「オープンスタンス」「フェイスを開く」「軌道はアウトサイドイン」というのが昔からセオリーでした。しかし、最近はバンカーショットのやり方も通常通り「スクェアスタンス」「フェイスを目標に直角」「軌道はインサイドイン」にする方法が推奨されています。ツアープロもこの方法でバンカーショットをする選手が増えています。

2010年新版発行「PGA日本プロゴルフ協会・基本ゴルフ教本 FUNDAMENTAL LESSON FOR GOLFERS」のバンカーショットを参照してみると・・・

■グリーンサイドバンカー
バンカーで使用するクラブは「サンドウエッジ」。サンドウエッジはクラブヘッドを振り下ろしたときに、砂にめり込みすぎないように工夫されています。構えは、通常のショット同様に両足かかとを目標に平行にしたスクェアスタンスをとり、両足を安定させます。(スクェアスタンスでは左足つま先を少し開いて構える分、両つま先のラインは左側を向いているように感じられます。)スィングの基本は変わりません。ボールを直接打つのではなく、ボールの手前(5〜10cm位)にクラブヘッドを打ちつけ、その衝撃力でボールを出します。 


 ------ と記載されています。

分かりやすくいうと、バンカーショット基本は通常のショット同様にスクエァ(目標に平行)にスタンスをとり、ボールの位置は左足かかと線上に置く。クラブの性能が良くなったため、フェイスは開かずに目標に垂直に向け、やや左足体重でボールの手前にクラブヘッドを(ダフるように)落とすように通常スィングをする。

なぜ、オープンスタンスにしないのかというと、理由は「バンス角」。最近のサンドウェッジは、バンス角が大きめ(10〜12°【ハイバンス】)になっているものが多く市販されています。昔からあるサンドウェッジはバンス角が少ないのでフェイスをオープンにしないとバンス角が作れないのに対し、バンス角が大きい最近のサンドウエッジはその必要がない設計。なので、わざわざオープンスタンスにする必要が無くなった、という訳。バンカーショットが易しくなり、距離感も単純に「振り幅」を中心に計算すれば良いということになります。


一方、昔ながらのローバンス、つまりバンス角が少ない(6〜8°)のサンドウェッジも根強い人気があります。使用者はフェイスを開いたり閉じたりしてテクニックを使いたい「職人肌」の腕の持ち主。上級者・プロに多く見られます。ローバンスウエッジの距離感は「フェイスの開き具合」が基本。振り幅は変わらずにコントロール出来る所が長所と言えます。

これらは、例えば車でいうと「オートマ車(ハイバンス)」か「マニュアル車(ローバンス)」のような違いです。ちなみに自分にはどちらが合っているか不明な人は、単純にバンカーが苦手な人は「ハイバンス」、得意な人は「ローバンス」という選択肢で決めてみるのも良いでしょう。或いは、現在使用しているサンドウェッジのバンス角をショップのクラブアドバイザーに計測してもらうと答えが見つかるかも知れません。

*1) エクスプロージョン・ショット・・・・クラブヘッドを砂に打ち付けた時に生じる爆発力を利用したバンカーショット。

posted by プロゴルファーKAZU at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | テクニカル
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