2013年02月16日

シャフト・トルク

「シャフト・トルク」とは、主にインパクト時の衝撃等によるシャフトの捻(ね)じれの強度を表す総称的な技術用語です。その捻じれの硬さはトルクに抵抗するシャフトの力を言い、多くのシャフトの裏側などに表示されています(Tq=4.6など)。また、一般的に数値が少ないものを「ロー・トルク」、多いものを「ハイ・トルク」といいます。

「シャフト・トルク」はスィングのフィーリングと正確性、また、弾道や飛距離への影響などボールの飛び方へ大きく影響します。なので、快適なショットを飛ばすため、或いは自分にピッタリ合ったクラブ選びのポイントとして詳しく知っておきたい基礎知識です。

@ ロー・トルク (4.0度未満) …… 捻じれの量が小さい、即ち捻じれにくいシャフトの特徴(トルクの測定値が低い : Tq<4.0)を説明するもの。ロー・トルクのシャフトは弾道はやや低くなり方向性が良くなります。一方、シャフト・フレックス(L、R、Sなど)が硬くて自分に合わなかった場合には、ダウンスィングやインパクト時に伝わるヘッドの感触や手応えが減少して硬い感じがします。

A ハイ・トルク (4.0度以上) …… 捻じれの量が大きい、即ち捻じれやすいシャフトの特徴(トルクの測定値が高い…Tq≧4.0)を説明するもの。ハイ・トルクのシャフトは弾道がやや高くなる一方、ヘッドスピードの速い人は方向性が悪くなります。しかし、ヘッドスピードの遅い人にとっては方向性が安定します。また、シャフトから伝わるヘッドの感触やインパクトの手応えが増して、スィング時にシャフト全体が柔らかく感じられます。

シャフト・フレックスが硬く(S,Xなど)でも、ハイ・トルクのシャフトの場合はインパクトが柔らかい感触になります。逆に、シャフト・フレックスが柔らかく(L,A, Rなど)ても、ロートルクの場合はインパクトが硬い感触になります。従って、シャフト・フレックスとトルクの組合わせのバランスがピッタリ合うと「距離と方向性が両方共に良くなる」こともあり、我々プロも常に探求している部分。自分にとって最良のスペックを見つけることが出来たら、ゴルフは間違いなくもっと充実したものになります。

但し、メーカーによる数値基準の差や求める球筋を吟味する専門知識を必要とされる部分でもあるので、自分の適正トルクを調べる場合にはショップのクラブアドバイザーやプロに詳しく聞いてみることが賢明です。


posted by プロゴルファーKAZU at 09:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | チェーンナップ
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