2014年06月13日

梅雨のゴルフと対策

今年の春先は乾燥が続いていたので、成長著しい今時期の新緑の芝にとっては恵みの雨なのですが、私たちゴルファーにとっては全く鬱陶(うっとう)しい限りの梅雨ですね。

今年2月の豪雪の影響だと思うのですが、例年にない豪雪の重さでかなりの圧力が掛かり、ゴルフ場の地面は硬く締まってしまっていました。なので、芝にとっては新芽の成長(根を伸ばすこと含む)が遅れてしまう状態になっていたのは確かで、それに伴ってライ(ボールの置かれている芝や地面の状態)も悪くなりがちです。この間(ここに2,3ヶ月)は特にトップボール系のミスが多くなって、普段イメージしているような内容のゴルフが出来ずにガッカリ、なんて人もきっと少なくなかったことでしょう。

しかし、このところの長雨で硬くなってと地面は緩み、現在の芝は生き生きと成長しています。悪かったライは次第に改善され、梅雨が明けた頃にはきっと気持ちよくプレーできるような状態が戻ってくることでしょう。

とはいっても、梅雨明けまでのあとひと月のゴルフをどう乗り切るか。地面が緩んでいるコースには、メンテナンスの都合刈り機をフェアウェイに入れることが出来ません。当然、芝は伸び放題になるので、フェアウェイかラフかも区別がつかないような状態に。通常の芝の状態なら、多少ダフっても本来クラブヘッドが持っている役割でソール(バンス)が滑ってくれるので、ある程度のミスはミスにならない(感じない)のですが、この時期はまた別。春先のゴルフとは一転して、ダフリやチョロのミスが出やすい状況なのです。

そこで、対応策としては「ボールをクリーンに捉える」ようにします。「クリーンに捉える」というのは簡単ではありません。難易度高です。意識してすぐに出来ることではないので、練習時から慣れておくことが必要ですが、ダフりやすい状況下では不可欠なショットなので、少々トップボールになっても構わない覚悟で、思い切って打ってみましょう。

その方法論としては、

@テークバックで右膝(角度)をしっかりさせる。
A体の捻転はしっかりさせるものの、トップの位置はあまり大きくしない。
B前掲の角度保ち、フォロー位置を低くとる。

といった点が特に重要で、この他「力を入れない、飛ばそうとしない」といった心理的な部分も当然ながら重要。また、無理せず大きめの番手を選ぶ、キャリーボールで飛距離を計算する、などといった戦略も必要となります。

ゴルフは年間を通じて、スコアを出しやすい時期、出にくい時期があります。低い湿った雲りの日、或いは雨天の時には普段よりボールが飛びません(気圧の関係上と思われます)。また、地面も緩んでいるのでボールも転がりません。そこに各個人の調子の良し悪しが複雑に絡んできます。そんな考慮をしつつ、客観的に自分を見つめて柔軟に対処することができれば、抜群に安定したゴルフが出来るようになることでしょう。

ちなみに、大リーグへ行っても日本での大活躍をそのまま邁進し続けているマー君ことニューヨークヤンキースの田中将大投手。そのチームメートで球界の至宝イチロー選手のコメントに興味深いものがありました。「田中には豪速球でバッターを三振の山でなぎ倒してるようなイメージがあったが、一緒にプレーをして何故あれほど勝ち続けるのかがよくわかった。プロとは言え、調子の悪い時も当然ある。しかし、調子の悪い時に乱さず自分のプレーの組み立てを変えて、どうゲームを良い方向に進めるか、その切り替えがまるでベテランのように上手い。分かっていながら自分でもできないことが多いのだが、彼にはそれができる。そこが凄い。」ぜひ、真似していきたいところですね。(^_^;)


posted by プロゴルファーKAZU at 15:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | スピリチュアル
この記事へのコメント
いつも適確なアドヴァイスを頂き感謝しています。ゴルフだけでなく、他のスポーツを絡めた広い領域を例題に出してご助言いただき、とても解りやすいです。先週に引き続き、今週7月28日木曜日夜20時40分、シントミで個人レッスンをお願いします。ーー2016.7.24記述−−
Posted by 浜口繁雄 at 2016年07月24日 11:54
コメントありがとうございます。

ゴルフに限らず、どのスポーツ分野でも現在のトップ選手の動きには共通点があります。他のスポーツ経験のある方には、その「引き出し」を使うことで、ゴルフ上達への理解度が高くなる方が多くみられます。

これからも一緒に頑張りましょうね。
Posted by kazu at 2017年07月23日 00:59
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