2013年01月14日

冬場のショット練習

年末年始の忙しさも一段落して、「久々に練習でも」と意気揚々と練習場へ行ってみたら、まるで自分ではないかのような不調さにガックリ。「ついこの間まで調子良かったのに…」と、なんだか腑に落ちない思いの年明け初練習だった人も多いことでしょう。

原因は単純に練習不足よる身体のキレや感覚がズレてしまっているせい。どんなスポーツでも暫くプレーから遠のけば年齢やレベルに関係なく調子は狂うもの。なので「感覚が戻ってくるまでの辛抱」と2〜3週間はアップ感覚で「適当」に軽めに練習をこなしていれば、やがて調子は必ず戻ってくるのですが...

ところが、ついつい焦っていきなり力んでドライバーショットの練習を沢山したり、あれこれとスィング理論の追求ばかり。それでは逆に調子をもっと崩したり、場合によっては身体を痛めてしまいます。なので、久しぶりの練習なら尚更のこと怪我と考えすぎに注意。PWや9Iなどのショートアイアンでハーフショットやクォーターショットの練習をするのがベストです。(以降、右利きの人を対象として)

プロでも冬場のショット練習は、ショートアイアンでハーフショットが中心です。その目的は「下半身作り」と「スィング作り」。ボールの行方は二の次で、方向性や飛距離を求める練習ではありません(結果として飛距離や方向性に繋がります)。ハーフショット練習の基本は、スタンス狭め、バックストロークは3時の位置でヘッドを静止。この際、右股関節に上体が乗っているかチェック。一方、フォローは9時の位置でヘッドを止める。こちらも左股関節に上体が乗っているかをチェック。また、前傾姿勢を崩さずにキープ出来ているかどうかも重要です。

地味でとても小さな動きの練習ですが、やってみると「腹筋・背筋・太腿・脹脛(ふくらはぎ)」何よりインナーマッスル(大腰筋)を使うので体力を結構消耗します。なので、この練習を繰り返し続けていくと、強くキレのある下半身の動き、また正確なインパクトゾーンが形成されます。体力づくりの冬場だからこそ地力を高め、春先からのトップシーズンに向けて飛躍した実力を発揮するためにも重要な練習です。

ちなみにハーフショットの距離は、PWで男性50ヤード前後、女性は40ヤード前後が目安。これ以上の飛距離が出ている場合はスィング幅が思った以上に大きくなっています。そんな時はもう一度バックストロークが3時の位置、フォローは9時の位置で静止しているかをチェック。いずれも出来る限りスローテンポな動きを心がけます。また、ショット練習全体の30〜50%をこの練習に費やすことが出来れば、きっと高い成果を得られることでしょう。

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posted by プロゴルファーKAZU at 20:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィジカル

2012年08月29日

スイングと肩の痛み

ゴルフを続けていると、疲労による筋肉痛とは違った痛み、例えば関節痛や首痛・腰痛等を抱えてしまうことがあります。そんな時は、現在のスイングを見直す必要があるかもしれません。(以下、右利きの人を対象として)

中でも、多く相談を受けるのは左肩の痛み。ひどくなると首の付け根から肩甲骨周辺にかけて痛みやコリが広がり、いつも何か詰まっているような感覚になるのですが、その多くの人が「練習量が多いから」「ゴルフには付きもの」と諦めてしまっています。しかし、この症状は解消できる可能性があります。

実は、この症状の人のスィングにはある共通点が診られます。それはフォロースルーと腰の回転。意識してか無意識であるかは別として、「腰をしっかり回す」「フォロースルーを遠くへ伸ばす」といった動きだけが目立ち過ぎている点です。

勿論「その動きが間違いだ」という事ではありません。プロのスィング写真を参照しても分かるように、腰はしっかり回転しているし、フォローの腕は良く伸びています。しかし、それにも「程度」があります。腰は回転すればするほど良い、フォローの腕は延ばせば延ばすほど良いものではないのです。

腰の回転の基本は左右45度。そして、フォローで腕が伸びるのも正面から左へ45度。時計の文字盤ならば正面を12時として10時と11時の間まで。それ以上は「やり過ぎ」です。実際に計測しながらやってみると分かりますが、腰の回転45度はさほど大きな回転ではありません。また、フォローで腕が正面から左へ45度伸びた10時と11時の間の位置は、さほど遠く長く伸ばす位置ではありません。そしてこのポジションから先、フォローの動きに関しては左肘が曲がっていくのが自然な流れ。

つまり、左肩や首・肩甲骨周辺に痛みがある場合、インパクト以降の「腰の回転を控える」また、インパクト以降のフォロースルーは「左肘を早めにたたむ」。こうした動きが、症状の解消に繋がっていくと考えられるのです。

ちなみに、フィニィッシュの時に左肩と両腕を脱力すると上半身の回転が大きくなります。リラックス効果も加わって、痛みの解消だけでなく球筋にも良い効果が現れることでしょう。また、肩と腰の動き(回転)は、股関節の稼動域(稼働方法)とも密接に関係しています。
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posted by プロゴルファーKAZU at 21:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | フィジカル