2012年04月03日

春先のゴルフ場

ゴルフはシーズンを通じて同じようなプレーをすることは難しいものです。特に春先の今時期が最も難しいゴルフを強いられます。

理由は芝の状態。日本のゴルフ場のフェアウェイは「高麗芝」、ラフの芝は「野芝」という種類が多く使用されています。そう、冬になると黄色く枯れてくる芝です。

この種類の芝は、毎年桜が咲き始める頃とほぼ同じに新芽が生え始めます。新芽が生え始めているということは、一方で、昨年の芝が最も枯れたり萎(しな)びていて、フェアウェイもグリーン周辺も、土がむき出しになっている場所が多くなる、ということになります。

芝が生え揃っているトップシーズン(6月〜11月)の芝が、練習場の綺麗なマットと同じ状態だとすると、春先の芝は「土の上」と似た状態。また、冬場の間は芝が生長しないので「ディボット跡(芝の削り跡)」も今時期が最多。さらに、5月の連休前後には、新芽に空気を吸わて根を張らせるために、まるで辺り一面カニの住家(すみか)でもあるかのような「エアレーション」という「穴」をあけます。

つまり「土がむき出し」「ディボット跡最多」「エアレーション」という、最も難しい条件が重なるのが4月〜5月上旬、つまり「今時期」だというわけ。

こうしたことから、この時期のゴルフは思うようにスコアがまとまりません。なので、工夫が必要です。例えば、フルショットをしない6〜7割のちから、いわゆる「クォーターショットでフォロースルーを抑える」、或いは「高い球筋を意識しない」「スィング中は膝(ひざ)から下を動かさない」など。いずれも芝が薄い・地面が硬い時に有効です。

また、普段は9番アイアンを手にする距離でも、8番・7番を持って「手前から転がす」心掛けでプレー。もちろん、グリーン周辺もPW・AW・SWは避けて、PT・7I〜9Iを使用することをオススメします。

春先のゴルフのスコアは、アベレージ100前後のゴルファーで平均的に5〜6打は違って(加算されて)きます。ですから、あまり結果にガッカリすることはありません。やっと暖かくなり始めたばかり。ゆっくりスタートしていきましょう。

■ 今日は、榛名山の「霞山カントリー」でコースレッスン。関東地方は「暴風大嵐」・・・だったようですが、ここはただの曇り・無風・雨降らず。同じ関東なのにホント超ラッキーな一日でした。

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2012年02月26日

芝目を読む

パッティングの際、真っ直ぐなラインと思ってストロークしたのにカップ間際で急に曲がったり、ピッタリの距離感だったはずなのに大オーバー或いはショートした、といった事があるのは、傾斜によるものだけでなく「芝目」の影響が考えられます。

「芝目を読む」方法として一般的によく知られているのはグリーン面の「光の反射加減」です。なるべく頭を低くしてグリーン面を見渡すと、順目の(目標方向へ芝が向いている)場合は「白っぽく光って」見え、順目の(自分の方へ芝が向いている)場合は「薄暗く黒ずんで」見えます。

順目の場合、ボールと芝の接触部分の抵抗が少なくなります。なので、ボールはよく転がって距離が伸びます。一方、逆目の場合はボールと芝の接触部分の抵抗が大きくなるのでボールの転がりは減速します。ですから順目はカップの想定を近くに、逆目は遠く想定するのが原則です。

また、「カップの切り口」で判断する方法もあります。一見判断がつきにくいのですが、よく観察して見ると切り口が「ハッキリ」している部分(葉先側)と「ボヤけ」ている部分(根っこ側)が見つかります。これは芝が一定方向に向いている(倒れている)ことの表れで、「ハッキリ」側から⇒「ボヤけ」側へと芝が向いていると判断出来るのです。トーナメントでプロがカップをよく覗いているのはこのためです。「虫でもいるのかな?」という訳ではないんですょ。

キャディさんがいれば当然教えてもらえるのですが、任せきりにせずに自分自身で読んでみてキャディさんに確認するようにしてみましょう。グリーンの芝は全て一定方向に向いているとは限りませんので、始めは適切に判断するのは難しいかもしれません。しかし、繰り返しやっていけば必ず適切に「芝目を読む」ことが出来るようになってきます。

3パットを減らし、1パットを増やすためには「芝目を読む」ことは必須条件です。実践していきましょう。

ちなみに、多くのゴルフ場のグリーンで使用されている「ベントグラス」という芝は、水が流れる方向、つまり高い所から低い所へ伸びる性質を持っています。

posted by プロゴルファーKAZU at 23:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゴルフコース