2012年07月23日

球にアドレス

ゴルフでは「球にアドレス」という用語をよく使います。「アドレス」とはボールに対して構える(セットアップする)こと全般を総称して、漠然と受け止められがちですが、その定義はルール上とても重要で、ルールブックにもハッキリと位置づけられています。

実はこの「球にアドレス」という定義、今年2012年にその内容が改定されました。競技に参加する人はもちろん、すべてのゴルファーにとってこれをしっかりと把握・理解することはプレーをする上で重要な問題。改定前・改定後の違いを知っておきましょう。

参照してみると…

2011年R&Aゴルフ規則 第2章 用語の定義 (変更前)
2.球にアドレス(Addressing the Ball)
プレーヤーはスタンスをとってクラブを地面につけた時に、そのプレーヤーは「球にアドレス」したことになる。ただし、ハザード内では、プレーヤーがスタンスを取った時に、そのプレーヤーは球にアドレスしたことになる。

…に対して、

2012年R&Aゴルフ規則 第2章 用語の定義 (変更後)
2.球にアドレス(Addressing the Ball)
プレーヤーがスタンスをとったかどうかにかかわらず、球の直前、または直後の地面にクラブを置いた時にそのプレーヤーは「球にアドレス」をしたことになる。

…となっています。

大きな相違点は「スタンスをとってクラブを地面に付けた時」⇒「スタンスをとらなくてもボールの直前直後にクラブを置いた時」という部分。以前はスタンスをとった時点からにクラブを地面のどこに置いても「アドレスした」と見なされたのですが、改定後は「スタンスは関係なくボールの直ぐ近くにクラブを置いた時点」で「アドレスした」と見なさせるようになりました。

また、これまではソールすることが許されない(地面にクラブを置くことが出来ない)ハザードでは、「スタンスをとった時点」が「アドレスした」という定義でしたが、池や川など「スタンスを取った時点」で球が動いてしまう可能性の高い場所では、あまりにも厳しすぎる定義となっていました。

このため、R&AとUSGAはその定義を改定。2012年ゴルフ規則から、一般的にプレーヤーがハザード内で球にアドレスすることの規定は削除されました。つまり「もはやハザードではアドレスはない」ということになったのです。

ちなみに、改定後の「ボールの直前直後」とはボールから約5cmまで離れた所で、約15cm程離れていれば「アドレスではない」ということだそうです。で、この間の10cmはいわゆる「グレーゾーン」。曖昧な部分が残っているので、まだ改定の余地がありそうですね。(重要な点は、プレーヤーがボールの近くにいた時に球が動いた場合、アドレスした影響なのかどうか、という事を見定める観点からなのです。)

posted by プロゴルファーKAZU at 00:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | ルール・マナー

2012年04月15日

グリーンの待機位置

同伴プレーヤーがパッティングをしている時、グリーン上で待機している場所はエチケットとして大変重要です。このエチケットを守れないと同伴者から嫌がられるばかりか、ゴルファーとしての品格が問われてしまいます。

【JGAゴルフ規則2012】を参照してみると、

第1章エチケット
◎他のプレーヤーに対する心配り
●プレーヤーは常にコース上の他のプレーヤー達にも心配りを示すべきで、むやみに動いたり、話したり、不用意な音を立てたりして他のプレーヤーの邪魔になるようなことをしてはならない。
●他のプレーヤーがプレーを始めようとしているとき、プレーヤーはそのプレーヤーの近くや真後ろ、或いはホールの真後ろに立ったりしてはならない。

【パッティンググリーン上】
●パッティンググリーン上では、プレーヤーは他のプレーヤーのパットの線上に立ったりしてはならない。また、他のプレーヤーがストロークをしているときに、そのプレーヤーのパットの線上に影を落としたりしてはならない。
●同じ組のプレーヤー全員がそのホールのプレーを終えるまで、その組のプレーヤーはパッティンググリーン上かその近くで待っているべきである。

と、記述されています。


グリーン上での待機場所は、「ボールとカップを底辺とする二等辺三角形の頂点」が基本。なので、この図の場合はBとDが正解。「自分のボールのライン上だから」「曲がり具合を見たいから」などといった理由でAやCに立ってしまう人がいますが、これはマナー違反。嫌がられます。

ゴルフのマナー・エチケットの理念は「同伴者への気を利かせた心配り」。自分を中心に考えて行動してはいけません。「同伴者が気持ちよくプレーするために自分はどうあるべきか」という事を常に心がけていてこそ立派なゴルファー。その心がけがあってこそ、プレーもスコアも輝いてくるのです。

posted by プロゴルファーKAZU at 02:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ルール・マナー