2012年02月27日

安全第一で

ゴルフを最大限楽しむには、同伴者はもちろんコース上にいる他の人達に対しての心配りが大切です。とかくスコアを競うことに捉われがちですが、ゴルファーであれば誰でも礼儀正しくスポーツマンシップを忘れずに振舞いたいですね。

マナーやエチケットの中でも特にに注意すべきはコース上の安全確認。ゴルフはその楽しさの裏側に危険が沢山待ち構えています。もし、せっかくの楽しい一日も事故が起きてしまったら、相手や自分だけでなく同伴者や家族まで悲しい思いをさせてしまいます。

ゴルフ場の事故で最も多いのは「打球事故」。「隣のホールへ打った球が、或いは隣のホールから飛んで来た球が当たってしまう」「グリーン上の前の組へ打ち込んでしまう」「自分のボールを追いかけて前へ出すぎてしまい、後ろから打った同伴者の球が当たってしまう」など。私の過去の経験では、同伴者のティーショットのボールがクラブヘッドのヒール(手前)側に当たって足の間をすり抜け、真後ろにいた私の耳をかすめていった、なんて事もありました。安全と思われる真後ろでも安心してはいられないのです。

うっかりしがちなのは、自分の打ったボールが隣のホールへ行った時に「フォアー!!」と大声で危険を知らせること。「大声は恥ずかしいから…」なんて言ってる場合ではありません。本当に怪我をしたら大変。必ず実行しましょう。

また、隣のホールから「フォアー!!」と声が聞こえたら、決してその方向に顔を向けてはいけません。すぐに後頭部を両手で隠し、背中を向けて体を小さく丸めます。例えボールが身体に当たったとしても、最小限に怪我を防げる可能性があるからです。

いずれにしても、コース上では同伴者のプレーに気を配り、ボールの行方から出来るだけ目を離さない事が安全なプレーへの大切な心掛け・マナーです。何事もなく楽しい一日を過ごせるよう一人一人が自覚を持って行動していきましょう。

posted by プロゴルファーKAZU at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | ルール・マナー

2012年02月15日

世界一のマナー

1997〜98年の2年連続チャンピオンズ・ツアー賞金王となったヘイル・アーウィン(当時52歳)が、その年のオフに来日した時のこと。過密なスケジュールのなか日米のアマチュア20人ほどを連れて、当時私が所属していたゴルフコースを訪れました。幸運にも世界一のゴルフを目の前で見れるこの上ない機会に、私はその一挙手一投足を目に焼き付けようと食い入るようにプレーを観察していました。

チャンピオンズ・ツアー賞金王といえば名実ともに世界一。そのオーラたるもの物凄いだろうと思いきや、以外にごく普通のゴルファー。知らない人が見たら「上手な外人さん」というふうにしか感じないかも知れない。試合モードとは違うとはいえ、周囲に威圧感を見せない自然体で気さくな人柄がとても好印象に映っていました。

ラウンドが始まって3ホール目のセカンド地点でのこと。空気が乾燥していたせいか目に違和感があったようで、アーウィンはおもむろにキャディバッグの中から目薬を取り出そうとチャックに手をかけました。ちょうどその時、10メートルほど離れていた場所でもセカンドショットの準備のため、同伴アマチュアゴルファーがアドレスに入ろうとルーティーンを開始。するとアーウィンは、半分ほど開けたチャックの手を、なんと途中で「ピタッ」と止めたのです。

10メートルも離れていれば、チャックを開ける音などほとんど聞こえないはず。普通なら「チャックの音ぐらい・・・」と気にも留めずにそのまま開けてしまうかも知れません。ところがアーウィンは、そのチャックの音さえも細心の気を配り、片時も目を離さずに同伴者のプレーを見守っていたのです。

世界一のゴルファーはマナーでも世界一なのですね。

posted by プロゴルファーKAZU at 23:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | ルール・マナー